人生の塩となるもの

四つ葉のクローバーと五芒星

『STORY』は to be continued… ソロ編

お題「NEWSアルバム『STORY』レビュー」

 

お題お借りします。

 

17.戀

作詞作曲はGReeeeNさん。

 

HIDEさんのブログにて、「ライブを終え帰宅途中でファンを想うことと、好きな子を想って眠れない夜に出てくる言葉が混ざり合ってできた曲」(意訳)という解説をしてくださっていたそうですね。

 

今回、ソロ曲の中で唯一作詞作曲に携わっていないが、だからこそ描ける「増田貴久らしさ」が存分に表れているように思う。

 

月の綺麗な夜だから
いとしいとしというこころ

この部分がすごく詩的で、いいなぁと思った。

夏目漱石が「I love you」を「月が綺麗ですね」と翻訳した話は割と有名なのではないでしょうか。当時(今もかな?)日本で直接的に「愛してる」なんて言うことはほとんどなかったため、このような遠回しに愛を伝える言い方に訳したのだとか。当時の男性はシャイだったんですね。

 

そのようなことを踏まえると、この歌詞はカッコつけることがちょっぴり苦手?ですぐに照れてしまう増田さんにぴったりだなと思えてくる。

 

「いとしいとしというこころ」で「戀」。

 

「なんでもなくない君」という言い方もまた照れ隠しのような等身大の男の子という感じがして素敵な歌詞だと思った。

 

曲の構成としてはシンプルでメロディや歌詞の良さや増田貴久の声を存分に堪能できる一曲だ。

 

 

18.Narrative

これはどこから触れたらいいのか…笑

 

初めて聴いたときの感想は「シゲシゲしい」「よくわからない」。

 

まず、語句の意味から触れていこうかなと思います。

 

ヤドリギ」とはさまざまな落葉広葉樹に寄生する植物。花言葉を調べてみるとこのような意味があるそう。『困難に打ち克つ』『克服』『忍耐』『キスしてください』*1

 

「予定調和」は元々、17世紀から18世紀に哲学者・数学者・神学者として名を馳せたドイツの哲学者であるライプニッツが唱えた学説であるとのこと。「形而上学的にこの世界を捉えて、「異なる世界が神によって調和が取られていること」」だそう。*2

 

デウス・エクス・マキナ」とは演出技法の1つ。直訳すればラテン語で「機械(仕掛けの装置)から現れた神」という意味らしい。苦境にある作中人物の所へ現れて、一瞬のうちにすべてを解決してくれる神。*3

 

ここまで色々と調べてきて気づいたのは、「神」がキーワードなのかということ。

 

ついでに「narrative」と「story」の違いも調べてみた。

ナラティブ 語り。特に、話者によって語られた話者自身についての物語。
ストーリー 起承転結を持つ物語。任意の事象・人物についての物語。

つまり話者の視点で語るノンフィクションな物語のことを「narrative」と呼ぶという解釈になる。

 

次に内容について見て行こうかなと思います。

 

雑誌などで「作家」としての自分を表現したというような話がされていました。

この曲は、歌を「歌っている」というよりは「語っている」と言った方が適切なように思う。

 

シンプルなメロディとアレンジだった前作『世界』に対し、今回のソロ曲ではメロディも伴奏も歌詞も全てが特徴的で、その中でも特に「Narrative」のリフレインが耳に残る。

 

歌詞で印象的なのは最後のこの部分。

もてあます衝動 語り尽くせる者
その目で見たものをひたすらにとき放て
未完成の声届けて ページを開いてゆく

 

それまではイメージとしては抽象画のようなぼやっとした風景が浮かんだが、最後の歌詞は急にはっきりと飛び込んでくるような感覚だった。

 

作家・加藤シゲアキとしての生き方そのものがここに表現されているなぁと思います。

 

これ以上書くと収集つかなくなるのでこの辺で。

 

 

19.STAY ALIVE

『DANCIN'☆TO ME』『Going that way』に続き、EDMパリピソング。

 

パリピソングと言いましたが歌詞は実に誠実。

今回のコンセプト「心の旅」とコンサートで盛り上がること、この両方をうまく共存させていて、

さらに、小山くんのノリの良さやチャラさと真面目で誠実な歌詞など彼の魅力を最大限に楽しめる一曲となっている。

 

抜けのいい声質やモデル並みのスタイル、観客を巻き込む力、いろいろ含めてやっぱりこういった曲が似合うなぁと。

 

今回作詞を本人が手がけているということで、歌詞にも触れないわけにはいかないなと思う。

彼自身が多くを語っていないので、あくまでも想像することしかできないけれど、

2年前に書いたということやスマホのメモに書いていた歌詞を使ったと雑誌で言っていたことから、

どうしてもここ数年の小山くんの姿を思い浮かべずにはいられなかった。

 

特に出だしのこの部分がすごく衝撃的だった。

I was alone
Can I still live here?

今までの小山くんの作詞は前向きで可愛らしい歌詞が多かったから、英語とはいえここまでストレートに負の感情を歌詞にしてあることに驚いた。

「独りだった」「まだここで生きていてもいいですか」なんて、聴いていて胸が苦しくなった。

 

しかし、この曲はそんなマイナスなフレーズばかりではない。

 

あなたのヒカリになりたい

共に寄り添って前に進みたい

闇夜も
I stay alive

そう、これはアイドル小山慶一郎の宣誓だ。

出だしの歌詞からも分かるように、きっとどん底も経験しただろうし、いろいろと迷いがあった時期もあっただろう。

それでも過去から逃げず前へ進み続けるアイドル小山慶一郎が大好きだ。

 

なんか重くなっちゃったな…。

要するにめっちゃいい曲です。

 

 

20.プロポーズ

今まで失恋ソングやぶっ飛んでる曲が多かったけれど、今回は幸せ溢れるラブソング。

 

作詞も作曲も手越くんということで、とても手越くんらしい一曲だなぁと思いました。

アイドルとしてのチャラい部分がフューチャーされることも多いけれど、実は真面目で真っ直ぐで優しい彼の性格がこの曲の歌詞に表れているなと思います。

 

なんか…いいですよね。聴いていて歌詞がスッと入ってくるし、聴くたびに幸せな気分にさせられるところが。

 

すごく素直でストレートな歌詞だからわざわざ深読みしたり考察する必要はないと思うけど、

君と僕の名字が 1つになったらいいな

この歌詞がすごくピュアでいいなと思った。「1つになる」と言い切るのではなく「なったらいいな」と少し自信なさげな主人公が思い浮かんでくるようで。

 

 

あ〜早くNEWSに会いたいな…

 

終わり。