『STORY』は to be continued...
お題お借りします。
超今さらなんですが、外出自粛で就職活動もろくにできず時間があるので久しぶりにブログ書いてみようかなと…。
1.STORY
最初のファンファーレめちゃくちゃカッコよくて、某夢の国感とも相まってなんとも言えない高揚感が聴いてて心地いいですね。
“Story” is a bit different area compared to the other areas, this time you are traveling inside the member’s heart.
”Story”は他のエリアと比べてほんの少し異なっていて、今回あなたたちはメンバーの心の中を旅している。(私訳)
このナレーションで今回のアルバムの旅先が物理的な場所ではなく『心の中』であることが提示されている。
過去3作のリード曲から題名や歌詞、曲調を引用してるところが、この作品がプロジェクトの集大成であることをよく表していて、また統一感が生まれているように思う。
イントロ終わりでガラッと曲調や雰囲気を変えてくるところがNEWSらしいなと思った。グッとNEWSの世界観に引き込まれるような感覚になる。
2.SEVEN
めちゃくちゃ好み!
前作でいえば曲順的にも曲調的にも『DEAD END』にあたる曲。
早くライブでC&Rしたいですね!
「7」の謎は全く解けておりません…笑
まず、4+7で浮かんだのは『4+FAN』。これは形からそう思ったけど、7=FANになるのがいまいちよくわからないなと…。
今までも7つのエレメントや惑星など「7」を重要視していて、歌詞にも惑星や虹、音階、曜日といった「7」を連想させるワードが出てきている。
俺ら(4+7) 無敵の(ELEVEN)
とあることからNEWS+FAN=4+7なのは間違いないのかな。
またなんか思いついたら追記します笑
3.SUPERSTAR
FIFAクラブワールドカップのテーマソング。
今までのサッカーソングとは異なり、サビまではかなりゆったりとした曲になっている。
イントロのストリングスが壮大で気持ちが良い。
ラップに「STORY」の頭文字が組み込まれているのも粋でいいなと思った。
4.We Never Gave Up -Interlude-
加藤さんの語り。
「挫折」について話しているが、タイトルが「We Never Gave Up=諦めなかった」とされているのが、まさにNEWSの歴史を表しているなと感じた。
5.何度でも
めちゃくちゃおしゃれ。
歌詞はNEWSの歩みを思い浮かばせる歌詞になっていて、「STORY」という作品に収録されるにぴったりというかなくてはならない一曲。
6 in my heart
この「6」と「in my heart」は歌い方としては繋がってるわけじゃないけど、6人でやっていた頃の記憶を胸に抱いているという意味にもかかっているのかなとも思ったり。
また、数字が9までなのも9人で結成された歴史と繋げてあるのだろうか。
外部のアーティストから見たNEWSが歌詞になっているところが面白いと思った。作詞するにあたってかなりNEWSのライブなど見てくださったようで、俗に言うエモい歌詞になっている。
6.What is Love? -Interlude-
小山くんの語り。
誰よりも「愛」を様々な方法で見える形で伝えてくれる人が語る「真実の愛」とは何か。
「愛し合う」ことが大事だと言うところが小山くんらしいなと思った。
7.STAY WITH ME
ありそうでなかった純粋なラブソング。
割と僕はなんでもこなせる
器用なはずなんだけどさ
君の前じゃきっと不器用な奴だね
この歌詞を手越くんが歌っていたり、
日曜の約束
誘うことも慣れない僕だから
好みのデートプランなんて分からないけれど
ここを小山くんが歌っているところがなんかキュンときますね。
サビのオクターブ下で歌う小山くんの声が特によく聴こえてきて、歌に厚みがでていて素敵だなって思った。
Aメロの増田さんパートの「こい」が「恋煩」で表されているのがまたなんともうまいなと思いますね。歌詞見て聴かないと気づかないところが。
8.Perfect Lover
この曲もまたおしゃれで可愛らしい曲。
なんとなく『digital love』にも通じるところがあるように感じた。
一番は小山くん、二番は加藤さんのウィスパーボイスがたまんないですね。
ところで7Questionって言いながら9問あるのなんなんですかね。怖い。
これも「7」に合わせてあるのかな。
生年月日を律儀に答えてるのがシゲちゃんらしいなと笑
9.Love Story
これはもう語るまでもない名曲。
年末年始でよく分からないまま歌わされたメロディとリズムがここに繋がるとは…とびっくりした覚えがあります。
また、WORLDISTAでは振り付けまでその場で覚えさせられたり無茶振り?をしてくるところがNEWSらしいなとも。
10.Commitment -Interlude-
増田さんの語り。
Commitment=責任。
語りの中で「こだわり」という言葉があまり好きではないとも話している。
その「こだわり」とも言われる信念というのはエンターテインメントを届ける増田さんの「責任」なのだと思う。
エンタメは誰にとっても必要なものではないのかもしれない。
だけど、ある人にとっては支えであり、救いであり、日常の一部なのだ。
私もアルバイトで少しだけエンタメに関わっているが、エンタメの一端を担っていること、またこの責任を忘れてはならないと強く思わされた。
11.エス
ヤバイ曲。
まずかっこいい。CDTVでも披露されたが、ここまで強気なNEWSをテレビで見せるのは初めてだったのではないだろうか。
歌詞(特にセリフ)がかなり過激?で解禁当時ザワザワしたが、「エス」とカタカナ表記である以上そのままの解釈ではないのだろう。
「エス」とは「自我(エゴ)」に対して本能的欲求を司る心の領域のことである。
俺が見たいのは もっと奥さ
君のこと かき混ぜたいんだ
「奥」とは「心の領域」における内側のことだろうか。
考えれば考えるほどよく分からなくなりますが、要するにめちゃくちゃ治安悪くてかっこいいです。
12.トップガン
『エス』の後に聴くとどこかホッとする曲。
初めてドラマで聴いたとき、王道のジャニーズっぽい曲だなって思った記憶が。
ダンダダダンダンなサビがキャッチーでいいですよね!
13.Prime Time of My Life -Interlude-
手越くんの語り。
ここで「ファン」を選んでくれたこと、手越くんらしい真っ直ぐな言葉で語ってくれたことが嬉しい限りですね。
彼らに誇れるファンでありたいと改めて思わせてくれてありがとう。
14.君の言葉に笑みを
ファンの声が入っているということで、いろいろ意見が分かれるのかなと思うんですが、私はすごく好きな曲です。
私はもちろん目標だったり憧れはあるけど、あんまり明確な将来の「夢」っていうのがなくて。
だからこそ将来の夢を語ることができる人たちは立派だなと感じる。
曲調もかなり好みにドンピシャ。
(夢の国を出て)
(宇宙の果てまで)
(想像するのさ)報われない日々はきっとない
聞こえてるよ
君の心の Radio(夢に描くまま)
(心でNEGAEVA)
(扉開くから)消えやしない夢の一歩を
共に進もう
君の言葉に笑みを
特にこのサビがめちゃくちゃ好き。
コーラスにかぶるようにはいってくる感じとか、「Radio」と「笑みを」で韻を踏んでるところがたまらなく好きです。
ここのコーラスでも過去3作を思い起こさせる歌詞が使われてるのも、NEWSとファン(君)という感じがしていいなと思う。
早くライブで合唱したいな…。
15.クローバー
いい曲。
諸説あるが、4枚の葉にはそれぞれ愛・希望・誠実・幸運という意味合いも込められている。
同じトラックを使って4人それぞれが作詞作曲してるというところが斬新で面白いなと思った。
[増田さんパート(希望)]
歌詞がまっすーらしくてまっすーらしくないなと感じました。
ワードセンスとかは完全にまっすーなんだけど、いい意味で鋭い。
優しい君が探してた場所が 僕らの愛したココだといいが
逃げる場所に したっていい 辛くなるなら、聞かなくていい
特にこことかそう思うかな。
今まで作詞してきたものはふわっとあったかい雰囲気があるなと思ってたけど、今回のものはそれに加えて強さがあるなと。
「ココ」っていうのは私の解釈ではNEWS(と過ごす時間)なのかなと思ってるんだけど、それをどう使うかは自由だしそうしないのも正解だよって選択肢を増やしてくれるのはたくさんの人(ファン)の希望になるんじゃないかな。
[加藤さんパート(誠実)]
難解なソロ曲『Narrative』に対してこちらはすごくわかりやすく寄り添うように綴られている。
「眠れない夜」「ラジオ」という身近にあったり誰もが経験したことのある例を用いているところがさすが作家だなと。
意図してか意図せずか分からないけど、ふと『深夜高速』に通じる部分があるなって思いました。
私も『深夜高速』めちゃくちゃ好きです笑
個人的に「誠実」という言葉が一番似合う人だなぁと思っている。
SORASHIGE BOOKに送られてくる相談に対して、とても真摯に寄り添って自分の経験を交えて話す姿勢はまさに歌詞の通りで、NEWSとファンの距離をグッと縮めている理由でもあるのかなと思う。
希望を手放さないで 絶望に手を出さないで
私はこの歌詞がグッときました。
[小山くんパート(愛)]
慶ちゃんらしいまっすぐで素直でちょっと照れた歌詞が聴いていていいなぁと思った。
□▽△◯の愛、みんなと合わせて
1つの大きな愛になる
これが僕の居場所、みんなの居場所だから
未来だってそうさ
ここがもうたまらないですね。
まず、「□▽△◯の愛」で四つの愛と読むところとか、その愛が集まった場所が「みんなの居場所」だよと言ってくれる優しさが慶ちゃんらしいなと思いました。
「大きな愛」のある場所つまり「NEWS」とファンが過ごす空間を、煽りやC&Rという形で誰よりも大切にしてくれる慶ちゃんだからこそ、「僕の居場所」とも言ってくれたことが嬉しい。
[手越くんパート(幸運)」
他のパートに比べると短めだけどそこにギュッと詰まってるなと感じた。
「希望」や「Yell」、「幾千」、「君に幸あれ」など、『希望〜Yell』の歌詞をいくつも引用されていて最後のパートとして上手くまとめあげているなという印象を持った。
歌詞は深く語るまでもなく、ストレートで真面目な手越くんらしさで溢れている。
なんでもできてしまう手越くんだからこそ、もっと他にやりたいことがあるんじゃないかとたまに不安に感じてしまうことがある。
ずっと同じ景色見てきたね
君がいるから幸せ
幾千の悲しみや別れ乗り越えて
永遠に君に幸あれ
だから、この言葉を届けてくれてありがとう。
16.NEW STORY
まず、N.E.W.Sのプロジェクトを経て次へ向かうための締めくくりとして『NEW STORY』というタイトルの曲がこの場所にあるというのは大きな意味があると思う。
今回は「心の旅」がテーマであり、アルバム内の曲を順番に聴いていく中で自然とNEWSの歴史や自分自身がNEWSと過ごしてきた記憶や思い出が浮かんできた。
いろいろと語るのは野暮かもしれないが、NEWSは決して平坦な道を歩んできたグループではない。
それが良いか悪いかは置いておいて、そういった経験をしてきた彼らにしかできないことや伝えられないものは確かにあると思う。
でも、今のNEWSだから歌える歌と一言て言い切ってしまうにはあまりにも安易すぎる。
『U R not alone』や『HAPPY ENDING 』、『「生きろ」』がそうであったように、アルバムの最終曲は「現実」の世界なのだ。
つまり、この曲はNEWSの「今」であり、聴く人にとっての「今」なのである。
夢に破れ、夢にはぐれた経験や他人に言えないこと、言わないことを抱えているのはNEWSだけではない。誰だってさまざまな想いを抱えて生きている。
そんな私たちに寄り添ってくれるのがこの曲であり、NEWSだ。
生きていく
すべて抱え
進んで行く
自分(きみ)のSTORYそれが“STORY”
命をすり減らすように歌う彼らの姿はまさにその象徴である。
全てを受け止め、糧として、進み続けよう。それがそれぞれの「STORYだ」と叫ぶこの曲は、旅を終えたあとも聴いた人の道しるべになり続けるだろう。