Never ending story 〜grandioso ~
あと1か月もないなんて、まだ実感が湧かないというのが正直なところ。
でも、嵐の特番だったり大野君がメンバーのレギュラーにゲストで来るというのが増えてきていることで、嫌でも終わりを感じずにはいられないようになってきました。
きっと本当の意味で「不在」を実感するのは、年が明けてすべてが終わる、つまり新しく歩き始めるときなんだと思う。
昨日のミュージックステーション、最後の曲は「The Music Never Ends」だった。
嵐の日のライナーノーツの中で、ニノが言ったこの言葉がすごく印象的だった。
「音楽は鳴りやまないけど終わるとしたらこの曲」
年が明けると嵐の5人はそれぞれの道を進むことになる。少なくともこの先しばらくは嵐のパフォーマンスを見ることも歌声を聴くことも叶わなくなる。
でも、今までの作品を観たり聴いたりすれば嵐に会えるし、目を閉じれば5人の姿が浮かぶし耳をすませば5人の歌声が聴こえてくる。
『ショーシャンクの空に』という有名な映画があるが、主人公がこのようなことを言っていた。
「音楽は誰にも奪えない」
独房に入れられ音楽を聴くこともできなかった主人公だが、頭の中で音楽が流れていたから快適だったと感想を口にしたときの言葉。
彼らの音楽も決して私たちファンの中から消えることはないだろう。
終わりを意識した瞬間、人は途端にその終わりがくることが怖くなる。
嵐がくれた約2年という時間はあまりにも残酷でそしてあまりにも優しかった。
この2年で心の準備ができると思っていたのに、できなかった。
それは、嵐が「いつも通り」の活動をしてくれていたから。どこかで「終わり」を感じなくなってしまっていたのだ。
きっと心の準備なんてできないから、今は目の前にある嵐の姿や活動を噛みしめようと思う。
12月31日、どんな感情で迎えるか自分でもまだよく分からない。
もう時間がない。
泣いても笑ってもあと15日。
まずは5人全員が元気にその日を迎えられますように。